16歳のとき、初めて一人で飛行機に乗った。リビアを離れてカナダへ、家族もいない、誰も待っていなかった。 20時間のフライトだ。年配の女性の隣に座っている。電気が消えてみんなが寝ているとき、私はまだ起きていました。興奮、緊張、怖い、悲しい、嬉しい、いろいろな感情が一度に押し寄せてきました。 その時、隣に座っていた女性が静かにすすり泣いているのが聞こえました。 一人で飛ぶのは初めてだったので、どう反応していいかわかりませんでした。普通の場で見知らぬ人とほとんど話すことすらなく、ましてや午前2時の飛行機の中で話すことなんてなおさらです。 私は彼女を軽く突いて、「今どんな状況でも言わなくてもいいけど、きっと大丈夫だよ」といった感じのことを言いました。 彼女はただ微笑みながら窓の外を見続けた。 またスマホに手を向けて、眠ろうとしました。それ以来、私たちは二度と話しませんでした。 ある瞬間は心に残ります。